久しぶりに何かを書きました。本来は音楽以外のことを書こうと思っていたのですが、ちょうど Art of Heart の東方復古 Hard Dance コンピレーション ——「Nostalgic Lotus」がリリースされ、その中でちよもも名義で一曲の古典的な Hardstyle トラックを提供しました。
「Begins Now」。
曲についてもいくつか書きたいことがあります。今後、自分が作った音楽や聴いた音楽に関する感想もこのコラムに投稿していくつもりです。
自分が 12 歳の頃、他の人のゲーム実況で特に素晴らしい曲を聴いたことがあります(興味があれば、Minecraft の実況を見ていました。その時代の Minecraft が何かを知っているなら、だいたい想像がつくでしょう)。
Foxtail-Grass Studio - 雲流れハム - 雲流れ
その後、ゲームを始めたり、二次創作の動画や本を見たりと、止まらなくなりました。当然、車万の中で特に好きなのは彼の音楽で、これをきっかけにさまざまな同人音楽に触れることになり、同人音楽の扉が開かれたと言えるでしょう。これは後の話です。
「一曲の東方同人音楽を書くこと、そして一度東方同人アルバムに参加すること」は、子供の頃からの夢の一つでした。同人音楽制作を始めた頃から、いつかそんな機会が訪れることを願っていました。今回の AOH の東方企画の登場は、人生の目標の一つを達成したと言えるでしょう。
このアルバムについて戻ると、テーマは「東方の旧作を原曲とし、14 年前の Hard Dance Music をスタイルとした東方同人音楽」です。本来は古い日本人系の Hardcore 音楽、例えば Freeform のようなものを書くつもりでしたが、主催の EuphoriA がより欧米的なスタイルを望んでいたため、最終的には欧米寄りの Classic Hardstyle を制作することになりました。
自分は Anubasu や Massive New Krew といった日本の Hardstyle に触れた後に、欧米の主流 Hardstyle に出会いました。最初に触れた曲は、印象に残っているこの曲です。
Hardstyle がこんなにも壮大な物語や雰囲気を持つことに驚き、しばらくの間 Hardstyle を聴くようになりました。これが自分が欧米の HDM に足を踏み入れるきっかけとなった曲です。
Classic Hardstyle については、プレイリストなどの推薦はたくさんありますので、自分の好きな方法で聴いてみてください。Live Set については、昨年の Qlimax での Dj zany のセットをおすすめしたいです。非常にオールドスクールです。
突然ですが、もし自分が最も好きな Classic Hardstyle の曲を 5 曲選ぶとしたら、おそらくこの 5 曲になるでしょう。
JDX ft. Sarah Maria - Live The Moment
A-Lusion - Veritas
Headhunterz - Scrap Attack
D-Block & S-te-Fan - Music Made Addict
Showtek - FTS
アルバムが発売されるときには、これらの曲の影響を曲の中で聴くことができるでしょう。
この曲について戻ると、いくつか触れておきたい点があります。
まず一つ目は、いわゆる三連音の Hardstyle です。以前、Supa などと話しているときに、初期の hardstyle 曲には多くのメロディが三連音であるという結論に達しました。そう考えると、ここ数年で三連音の hardstyle はますます少なくなっています。
自分の印象では、2000-2006 年頃は Nu-style Gabber が流行し始めた時期で、その頃の Hardcore 曲の三連音は本当に非常に非常に非常に一般的でした。Hardstyle の方でもこの流行は長く続き、「Classic を表現するにはやはり三連音だろう」という考えがあり、原曲のメロディを少し変えて、最終的に出てきた効果には満足しています。
リード音色は非常に現代的に使われていますが、依然として Classic な味わいがあります。
もう一つは、この曲の 3 つのドロップについてです。特別に 3 種類の異なるキックを制作しました。
1 つ目は Classic Reversed Bass で、伝統的にキックをリバース処理してベースにしました。欲しい効果を得るためにかなりの労力をかけました。
2 つ目は Classic Hardstyle Kick で、以前作った Classic Kick はどうしてもオールドスクールな感じが出せず、Noisecontrollers のサンプルパックから 2005-2007 のキックを何層も重ねて、ようやく感じが出ました。
3 つ目は Classic Gated Kick で、しばらくリバーブをいじり、さまざまな歪み効果を加えた結果、Schranz のキックに近い感じになりましたが、全体的な感じは合っています。
3 分以内に、Classic Sound を代表する 3 種類の Hardstyle キックを詰め込みました。アルバムが発売されたら、この 3 つのキックをみんなにダウンロードして使ってもらう予定です。
Begins Now は、一方では自分が当時欧米の HDM に触れた始まりであり、もう一方では現在自分が東方同人音楽を制作する始まりでもあります。今後も東方同人音楽を書き続けるつもりです。それだけでなく、もっとさまざまなことにも挑戦したいと思っています。
アルバム 11 が発売されるので、その時は皆さんのサポートをお願いします。これでこの辺で終わります。
and the adventure begins... now